18/05/2017『A Perfect Day for Kangaroos カンガルー日和』#かもし(Original Piano オリジナル ピアノ)
18/05/2017『A Perfect Day for Kangaroos カンガルー日和』#かもし(Original Piano オリジナル ピアノ)
『A Perfect Day for Kangaroos カンガルー日和』
これまた村上春樹さん
しかし短編は後の大作に出てくるモチーフや断片が出てくるから面白い
実験的に書いてみて使えるものがあったら後に使う
みたいな
大作はまさしくコンポジションで
それらを駆使していかに考えて構成してるかってことがわかる気がする(ざっくり)
それらを駆使していかに考えて構成してるかってことがわかる気がする(ざっくり)
でもそれってよく考えたらスゴいことだよね
ちなみにこのカンガルー日和ってタイトルは
サリンジャーの短編小説
"A Perfect Day for Bananafish" をもじってるみたいです
「バナナフィッシュにうってつけの日」
「バナナフィッシュ日和」
ってね
サリンジャーの短編小説
"A Perfect Day for Bananafish" をもじってるみたいです
「バナナフィッシュにうってつけの日」
「バナナフィッシュ日和」
ってね
なんかさ
本読むとそれに関連してたり
出てきて気になるものキーワードから
また次の本を読んじゃう
連鎖が止まらなくて困っちゃうんだけども
どうしてくれるの春樹さん
「僕」と彼女は一月前の新聞の地方版でカンガルーの赤ん坊の誕生を知った。
動物園には今、一匹の雄と二匹の雌と生まれたばかりの赤ん坊の四匹のカンガルーがいる。
動物園には今、一匹の雄と二匹の雌と生まれたばかりの赤ん坊の四匹のカンガルーがいる。
カンガルーを見るための朝はやってきた。
「僕」と彼女は朝の六時に目覚め、窓のカーテンを開け、それがカンガルー日和であることを一瞬のうちに確認した。
「僕」と彼女は朝の六時に目覚め、窓のカーテンを開け、それがカンガルー日和であることを一瞬のうちに確認した。
二人は電車に乗って動物園へ出かけた。
カンガルーの赤ん坊は新聞の写真で見たよりずっと大きくなっていて、元気に地面を駆けまわっていた。
父親カンガルーは才能が枯れ尽きてしまった作曲家のような顔つきで餌箱の中の緑の葉をじっと眺めていた。
残りの二匹の雌はどちらも同じような体つき、体色、顔つきである。
どちらが母親だとしてもおかしくはない。
父親カンガルーは才能が枯れ尽きてしまった作曲家のような顔つきで餌箱の中の緑の葉をじっと眺めていた。
残りの二匹の雌はどちらも同じような体つき、体色、顔つきである。
どちらが母親だとしてもおかしくはない。
「僕」が売店でホットドッグとコーラを買って戻ると、赤ん坊カンガルーは母親の袋の中にもぐりこんでいた。
ま、こんな感じ