31/05/2017『Location (5) ロケーション (5)』#かもし(Original Piano オリジナルピアノ)

『Location (5) ロケーション (5)』

十和田市現代美術館
常設展
ハンス・オプ・デ・ビーク作

この作品の部屋の中に入ると真っ暗で
前に進めなかった

目が慣れてくるときな窓ガラス越しに、オレンジ色の街灯に照らされた高速道路がどこまでも続いていくように見えるパノラマの風景が見えて

もっと慣れてくるとここはカフェやらレストランで
黒に統一されて塗られた、閉店後の空間のようなことに気づく

四人座れる感じで5卓あるのかな？
いずれも天井から吊るされてるランプがほんの微かに照らしている

その真ん中の席に座って外のどこまでも続く高速道路を眺める
人気は全くない

この景色は一種の騙し絵的なものらしく
奥行き11メートル、幅10メートルの、彫刻的につくられたものとのこと
道路の表面は9度の斜度で高くなっていて、手前の街灯は高さ4メートルなのに対して奥のものは40センチだったり
そんな感じでどこまでも続いているように見えるって訳らしい

この感じすきだなあ
寂しいというか独りって感じがさ

まったく知らない地方や海外なんかを独りで歩く時
深夜の見知らぬパーキングエリアで飲むコーヒー
そんな時に感じる、あれ

あれってどういう感情なんだろうなあ
他にもそれを感じるロケーションは多々あるんだけど
なんなんだろうなあれは

こんなつくりものでも
あの孤独な感じが味わえるということに
自分のチープさとアートの面白さを感じるよね

とかそんなこと思ったのでそれらしく書いてみたが
んなことよりここで激しくコーヒーが飲みたい

飲みながらぼーっとこの景色見てたいわ
つくりものとかどうでもいいわ

ここでコーヒー飲めるようにしてくれないかなあ

P.S
帰ってからYouTubeでパーキングエリアとか調べてたら、高速道路とかをひたすら運転してる動画をアップしている発見
こういう人もいるんだなあ
探したらもっと色んな面白い人いるんだろうな
この方のは変な音楽ついてないから好きだわ

ま、こんな感じ

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